ベランダにハーブのプランターを置いて、ミニハーブガーデンが作れたら素敵ですよね。
ハーブは古来より、温帯地方などの厳しい環境下でもぐんぐん育つ植物なので、ガーデニング初心者さんでも簡単に育てられます。
手軽に摘めるプランターハーブガーデンがあれば、キッチンスパイスやハーブティー、アロマなどの癒し効果も得られます。
今回は、初心者さんでも簡単!ハーブ栽培のやり方とおすすめのハーブの種類をご紹介します。
Contents
ハーブにはどんな種類があるの?
あなたはハーブと聞いてどんな名前が浮かびますか?
誰もがよく知っているハーブなら、ミントやバジル、ラベンダーなどがありますよね。
ハーブは元々山岳地帯や荒れた地でも育つ植物なので、初心者さんであっても簡単に育てられるのが魅力です。
ただし、ハーブの育ってきた環境によっては、適さない地域もあるので注意が必要ですよ。
暑い地域で育つハーブを寒い地域で育てることは難しいです。
例えばレモングラスなどは暑い地域で育つハーブなので、寒い地方で育てるのは苦労することが多いでしょう。
そのため、初心者さんはどんな場所でも丈夫に育つ種類を選ぶといいでしょう。
ハーブは葉や茎、花、根っこを利用する種類など多種多様です。その利用方法としてよく知られているのはハーブティーでしょう。
どのハーブも素敵な香りを持っているので、アロマテラピーなどリラクゼーション目的にも使えます。
それでは次から、ハーブの育て方について詳しくご紹介します。
プランターでのハーブの育て方
ハーブは地植えでも丈夫に育ちますが、プランターに植えても楽しめるので、初心者さんはまずプランター栽培にチャレンジしてみましょう。
用意するプランターは20~60cmほどの長方形のタイプが育てやすいです。その他、素焼き鉢、プラ鉢でも育てられますよ。
プランターに市販の培養土を入れて種を直接まいても育てられますが、初心者さんは出来れば育苗箱にまいて育てるといいですよ。
種まきのやり方
それでは早速ハーブの種まきのやり方をご紹介します。
●種まき用土や容器●
種まき用土として適している土はピートモスやバーミキュライトといわれています。
ただしガーデニング初心者さんの場合は、育苗箱かピートバンが便利です。
ピートバンは土が固められている物に、水をかけるだけで用土が完成する種まき用の土のことです。
いちごや卵パックなどでも代用できますが、市販の育苗箱に比べると柔らかいため、初心者さんだと扱いが難しいかもしれません。
それでも容器を揃えることが出来なければ、扱いに気をつけながら使ってもいいでしょう。
●種まきのやり方●
育苗箱が用意できたら、ハーブの種をまいていきます。市販の種はたくさんの種が入っているので、全て使う必要はありません。
その場合はしっかりと封をして冷蔵庫で保存してくださいね。
ハーブの種まき時期は基本的に春まきです。発芽温度15~20度くらいが一般的ですね。
種まきのやり方にはばらまき、点まき、スジまきの3種類があります。
ばらまきはその名の通り、ぱらぱらと種をまくこと、点まきは1ヶ所に数粒の種をまくこと、スジまきは定規などで土にスジを作ってからまく方法です。
種をまいたら土を被せますが、好光性種子といって光を好む種子の場合、土を軽く被せるかバーミキュライトを使いましょう。
●種まき後の水やりや管理●
その後の水やりはしっかりと、何度かに分けて与えてください。
種まきが終わったら、必ずハーブの名前を書いたネームラベルを立てて、種をまいた日付を書いておくといいでしょう。
その後1週間くらいで双葉が出てくるので、優しく見守ってあげてくださいね!そして、本葉が4~5枚になったら植え替えます。
基本の苗植えのやり方
本葉が4~5枚になってハーブの株が育ってきたら、好みのプランターや鉢に植え替えます。
このとき根を傷つけてしまわないように、注意深く扱ってくださいね。
プランターや鉢の鉢底には赤玉土や軽石などを敷いて水はけを良くしてから、市販の培養土をいれます。
今はハーブ専門の培養土があって便利ですよ。
ハーブは意外と大きくなるので、株の間は20~30cmほどあけて植えると、風通しも良くなってまんべんなく日光が当たります。
植えるときにはハーブ苗が入るほどの穴を掘って水を注ぎます。水が引いてきたら苗を置いて周りの土を寄せていきます。
あまり強く抑えると蒸れてしまうので、土を軽く寄せる程度で十分です。
ハーブの肥料は必要?
ハーブは野生に近い性質を持っているため、基本的に肥料はいらないといわれています。
しかし、プランターや鉢で育てる場合はしっかりと根を伸ばせないので養分が足りなくなる恐れがあります、適宜肥料を与えましょう。
液体肥料を薄めて与えるか緩効性化成肥料を株元にまくといいでしょう。ただし与えすぎは良くありません。
もし、葉の色が薄くなってきたり病害虫が発生したりする場合、肥料が足りないかもしれないので、その際は与えてください。
ハーブの水やりのタイミング
ハーブは温帯地方で育つ植物なので、極端に多湿を嫌う種類が多いです。水のやり過ぎは根腐れを起こすので気をつけましょう。
水を与えるタイミングは、土の表面が白く乾いた時に鉢底から水が溢れるくらいに与えるのがいいですよ。
適宜乾いた状態にしておくと、上手に空気を取り込んで大きく丈夫な株に育ってくれるのです。
水を与えるときはできるだけ葉や花に当てないように気をつけ、直接土にかけるように与えてください。
ハーブを育てる上での注意点
ハーブは部屋の中でも育てられるといわれていますが、実をいうと部屋の中では日照不足になってひょろひょろと育つことが多いです。
ハーブは日当たりと風通しを好む植物なので、出来るだけ外の日にしっかり当ててあげて丈夫な株に育てましょう。
徒長してしまったハーブは病害虫が発生しやすいです。それに肝心の香りが薄くなって楽しめないこともありますよ。
またハーブをプランターで育てる理由として、ミニハーブガーデンを楽しみたい!という事もあるでしょう。
しかし、性質の違うハーブを一緒に植えてしまうと、丈夫に育たなかったり病気になりやすかったりします。
このあと、初心者さんでも育てやすいハーブをご紹介しますので、寄せ植えにする際の参考にしてみてくださいね!
初心者におすすめのハーブ3選
ここからは初心者さんでも育てやすいハーブの種類をご紹介します。
いずれも種をまいて自分で苗まで育てた状態か、苗を買って育てる場合のポイントを解説しています。
バジル
バジルはイタリアン料理に欠かせないハーブですよね。ペースト状にしてジェノベーゼソースを作ってパスタにしてもおいしいです。
バジルは日当たりと水はけの良い場所を好むので、プランターで育てるときはしっかり陽を当ててあげましょう。
伸びてきたら先端を摘み取ってわき芽を伸ばす摘心という作業をすると、わさわさと茂って丈夫に育ちますよ。
花が咲くと風味が落ちてしまうため、適宜摘み取るようにして育ててください。
ミント
ミントのさわやかな香りはリラックス効果もあるので、一鉢あると大変重宝しますよ。ハーブティーはもちろん、芳香剤や入浴剤としても利用できます。
その種類は多種多様で、アップルミント、スペアミント、ペパーミント、ペニーロイヤルミントなどがあります。
ただし気をつけたい点として、ミントは地下茎がどんどん広がっていくので、出来ればミントはミント同士植えるのがおすすめです。
どうしても他のハーブや花と一緒に植えたい場合は、ポット苗のまま寄せ植えするといいでしょう。
カモミール
ジャーマンカモミールとローマンカモミールがあり、種から育てるのであれば一年草のジャーマンカモミールです。
甘いりんごのような香りが素敵なハーブで、白い小さな花は可憐でハーブティーに浮かべるとおしゃれですよね。
こぼれ種から育つほど丈夫なハーブなので、一度植えると翌年もどんどん増えて花を咲かせてくれます。
まとめ
いかがでしたか?ガーデニング初心者さんでも簡単に育てられるハーブの種類や育て方をご紹介しました。
ハーブにはたくさんの種類があり、イタリアンパセリやチャイブ、ナスタチウムなど、ここで紹介しきれなかったハーブもいっぱいあります。
一鉢あると便利に使えるハーブ、ぜひあなたも育ててみてくださいね!
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