「このラノ」こと「このライトノベルがすごい!」は、2005年から毎年刊行されるライトノベルのガイドブックのような存在です。アンケートによってその年で刊行されたライトノベルの作品をランキングを決めます。決めるランキングは好きな作品、好きな女性キャラ、好きな男性キャラ、好きなイラストレーターなど様々な集計をとって発表されます。

それ以外にも作者のインタビューやライトノベル周辺のニュースなども取り上げており、また1位になった作品などは話題にも取り上げるほどです。

今回はそんな「このライトノベルがすごい!2021」でのランキングに載った作品を紹介していきたいと思います。

千歳くんはラムネ瓶のなか

文庫部門1位となったのは「千歳くんはラムネ瓶のなか」でした。

2019年から刊行され現在は4巻まで発売されている作品でまだ若い作品であるといってもいいぐらいです。

特に今回のこのラノでは新しい作品がランクインしていることが多くその中でもまだ発売されたばかりの作品です。それなのに1位となったのは凄いですね!

あらすじはイケメンで学年で一番人気ともいえる主人公の千歳朔が、学内で起こる出来事を解決していくラブコメです。なかなか主人公がリア充的なポジションの作品は珍しいのではないでしょうか。

この作品の魅力はやはり主人公の千歳朔ですね。リア充視点ということもあり、誰もが羨む存在ですよね。ただ羨ましい出来事ばかりではなく『五組の千歳朔はヤリチン糞野郎』とののしられたりもします。また完璧であり続けなければいけないと思っているところもあり意外と苦労もしています。ただなんでも完璧な存在としてのキャラクターではなく、必死に頑張って作り上げた地位ということなので共感の持てる存在です。しかも意外と熱い部分も描かれているのでリア充で羨ましくもあるのですが、嫌いになれない主人公です。

またラブコメということなのでヒロインの女の子も出てきます。毎巻ごとに一人のヒロインと問題を解決していく感じとなっているのでそこも面白い所のひとつではあります。

このラノ1位ということなので読んで見て間違いはありません。ぜひ一度読んで見てください!

スパイ教室

文庫部門2位となった作品は「スパイ教室」です。

ストーリーはやはりタイトルにもある通り、スパイのお話です。世界観は戦争ではなくスパイたちの情報戦となっており、スパイの学校があるほどです。あるスパイ学校の落ちこぼれの7人の少女たちを主人公が鍛えていくストーリーです。

なかなかスパイをモチーフにした作品って少ないですよね。こちらの作品もまだ3巻までしか発売されていな若い作品です。

この作品の魅力は読んでいて「騙された!」「驚いた!」と思うことがあるほど、伏線や嘘があります。もともとスパイということなので警戒して読むものですが、それでも騙されてしまうほどに伏線の回収などがうまいです!なので魅せ方が終始上手いなという印象ですね。

サスペンスなどが好きな方にはおすすめなので是非読んで見てください!

ようこそ実力至上主義の教室へ

文庫部門3位となった作品は「ようこそ実力至上主義の教室へ」です。略して「よう実」です。

この作品は既に10巻以上も刊行されている人気作です。ただ2019年には1部が終わり、2020年に2部が始まったというような感じですね。

ストーリーは高度育成高校という生徒を実力で判断するという高校での物語です。実力というのは学力や運動神経だけではなく、周りとのコミュニケーションや駆け引き、頭のキレなどもあります。それを判断するために学校では普段のテストだけでなく特別試験などもあり実力を図っていきます。

この作品の魅力はキャラがみんな曲者揃いだということですね。特に主人公の綾小路清隆が一番の曲者です。普段は実力を見せずに周りを使って向かってくる障害を越えていく所は読んでいて楽しいです。毎巻読んでいると主人公がどんなことをやってくれるのかが楽しみで読んでしまいますね。キャラも多く毎回誰かが活躍している所も面白い所です。

判断の速さと最善の行動を行い致命傷を避けていく主人公の綾小路を見ていると、そのクールさに改めて心底魅力を感じる作品です。是非読んで見てください。

探偵はもう、死んでいる

文庫部門4位となった作品は「探偵はもう、死んでいる」です。

こちらはまだ4巻までしか発売されていなく、新作と言ってもいいぐらいの作品ですね。

ストーリーはタイトルからミステリーものかなと思いますが違います。どちらかというとバトルがメインなところがありますね。死んでしまった女子名探偵の変わりに世界の謎を解くという感じですが、死んだ探偵の意思を受け継ぎ怪人と立ち回るストーリーですね。

この作品の魅力はタイトル通り既にヒロインのシエスタが死んでいるという設定ですね。ただのバトルものでは無く、過去と現在がつぎつぎに入れ替わる構成は読んでいて面白い所です。ヒロインが死んでいるのに話の中心には彼女がいる感じの構成はうまいですね。

非常に読みやすい作品とのなっているので是非読んで見てください。というかタイトルがもうすでに魅力ですよね。タイトルにつられて読む人も多いそうです。

 

継母の連れ子が元カノだった

文庫部門5位となった作品は「継母の連れ子が元カノだった」です。略して「連れカノ」です。

こちらは5巻まで刊行していますね。2018年12月からの作品なのでこちらもまだ若い作品です。

ストーリーはタイトルの通りのラブコメです。中学に付き合っていたカップルが高校を機に別れたが、ともに片親だった親が再婚し連れ子として一緒の家で暮らすことになる物語です。

魅力としてはタイトルの通り設定が既に面白そうですよね。この環境が二人の溝をどう埋めていくのか?また新たな学校でのキャラとの関係などは見ていて楽しいです。

普通ではないラブコメ好きならばすいすい読めると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「このライトノベルがすごい!2021」でのランクインした5作品の紹介でした。今回はやっぱり新作がランクインしているのが多かったですね。「ようこそ実力至上主義の教室へ」以外はすべて5巻以内の作品ばかりでした。

良かったら自分に合った作品を探してみてください!

また「このライトノベルがすごい!2021」では作品以外にも女性・男性のキャラランキングもあるので良かったらそちらについて詳しい記事も読んで見てください!

このラノ2021の女性・男性のキャラランキングを今すぐ見る!!

この記事を書いた人

みばっち

最近は読書をすることが多くなりました。漫画ではなく小説が多いですね。

ジャンルはミステリーからラブコメ、感動ものまで幅広く読んでいます。